ビジネスをはじめるとき、飲食や販売などの仕事ではレジを使うところがほとんどです。しかも最近では単にお金を計算するだけでなく、売り上げや売れている商品をチェックできるようになっていたり、予約や勤怠管理もできたりするPOSシステムのついたレジを使う企業が増えており、ニーズに応じてさまざまな使い方をしています。しかしながら多くの機能がついているということはその分コストがかかってしまうように感じられる人も多く、導入することについて悩む人も少なくありません。たしかに開店するときには初期費用が多くかかりますから、レジだけに大きな予算をかけることはできません。だからこそ、工夫して格安のシステムを導入する方法を考えることが重要になります。一番シンプルな方法としてはPOSシステムが導入されたレジをレンタルすることが挙げられます。レンタルであれば月々の料金さえ支払えば、すぐに最新の機器を利用することができます。通常購入するときには比較的高額な費用がかかってしまいますが、レンタルを使うことで最低限の金額に抑えることが可能になります。ちなみにレンタルにかかる費用は業者によってさまざまですが、レジやシステムの機能面の事以外にも、初期設置をしてもらえたり、使い方の研修をしてくれたりすることがあるため、開店したばかりで慣れていない方はそうしたサービスを利用するのがおすすめです。また、POSシステムの大きなメリットとして、それぞれの店の形態によってシステムをカスタマイズし、使い勝手のよいように変えられるということがあります。あらかじめ自分たちの使いたいものを業者に相談し、どんなふうに使う予定か、どんな商品を登録したいかなどを話し合ってみるとよいでしょう。レンタル契約であれば、購入せずに借りることでこれらのシステムを利用することができます。
レンタルを使うメリットにはさまざまなことがありますが、一番のメリットはコスト削減ではないでしょうか。たしかにはじめにPOSシステムを購入しておけば、長い目で見ると元がとれるという可能性もあります。しかしながら、さまざまな開店準備を進めるうえでレジにかけられるお金は限られていることでしょう。最初からうんと奮発するよりも、格安でレンタル契約をしたほうが、開店準備をスムーズに行うことができるのです。もう一つのメリットとして、最新機器を格安で借りられるという点があります。POSレジを一度購入してしまうと、当分はそのレジシステムを利用していくことになります。もちろん、大変に気に入っていて「ずっとこれを使いたい!」と思っているのであればそれもよいことでしょう。しかしながらPOSシステムというのは年々改善されていっており、次々とよりよいシステムが開発されています。できることなら利便性の高いものを使いたくなります。購入するのであれば毎回新しいことを試すというのは難しいですが、レンタル契約であれば、契約年数を短くすることによって、さまざまなPOSシステムを利用することが可能です。また、利用期間を短くできることも、メリットの一つです。例えば期間限定で店を出す場合、わざわざ購入することはとてもコストがかかります。しかしレンタル契約であればその期間だけ借りることができるため、無駄がなく予算を格安に済ませることが可能になります。その分をほかの経費に回すことができ、結果としてより効率的なビジネスを行うことができます。
例えばPOSシステムを購入するときは、それぞれの業態に特化したものを選ぶ必要があります。それはレジの仕様などがあてはまりますが、予約管理、席管理、顧客管理、売り上げや売れている商品の計算など、さまざまなものがあります。こうしたレジの仕様はもちろんのこと、レジ以外の部分でもPOSシステムを利用したオプションをつけることが可能です。例えば飲食店であれば注文を取るときにハンディをつけたり、販売をする場合には商品タグとハンディを連携させて在庫管理をしたりすることができます。他にも、レジの内容をタブレットに飛ばして管理することもできますし、顧客や商品の動向だけでなく、勤怠管理や給与計算などの従業員側のシステムを導入することもできるでしょう。回転が速い店では自動釣銭機を利用したり、飲食店で券売機とレジを連動させていたりするところもあります。POSの強みはこうしたレジで計算する以外の店の業務を連携させて経営を効率化させて行けるところなのです。だからこそ、こうしたオプショングッズと組み合わせることはうまく店をまわしてくために重要なポイントといえます。しかしながら購入時にすべてそろえるというのはなかなか難しいものです。いざ購入してみたけれどなんだか合わないということもありえるため、慎重にならなければなりません。そこでレンタル契約してオプショングッズを利用してみることをおすすめします。購入するよりも格安ですみますし、使い勝手が悪ければ続けて契約することをやめることができるからです。気になるシステムやオプションがある場合は、まずはレンタルからはじめてみると、新しい発見があることでしょう。
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