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在庫評価入門

2016年02月10日


こんにちは。
EasyPOSスタッフブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
サポート担当の鹿嶌(カシマ)です。
前回に続いて在庫に関する話をしたいと思います。
▼前回の記事

在庫管理の目的とは? - EasyPOSブログ

在庫管理の必要性、重要性については前回お話しした通りですが、今回はその在庫の評価方法についてのお話です。
棚卸しをすることで、在庫数量がいくつあるのかを確認したら、その在庫がお店にとって、会社にとってどれだけの資産なのかを算出しなければいけません。
それをしなければ在庫管理の意味が半減してしまいます。
在庫の評価方法として、主に先入先出法、総平均法、最終仕入原価法、個別法、売価還元法などがあります。
それぞれの評価方法はこのようになっています。
・先入先出法
先に取得したものから順に払い出されると仮定して、棚卸資産の取得原価を払出原価と期末原価に配分する方法。
・総平均法
会計期間の平均仕入単価を、売上原価、期末在庫の評価額とする方法。
「期末棚卸額 = (期首棚卸額 + 期中取得棚卸資産の評価額) ÷ (期首棚卸数量 + 期中取得棚卸資産数量) × 期末棚卸数量」
の計算式で求めます。
・最終仕入原価法
期末に最も近い時点で取得したものの単価を取得原価とする方法。
※実際の仕入れ価格との差が大きくなってしまう可能性がある点に注意が必要です。
・個別法
期末棚卸資産の全部について、個々の取得価額で評価する方法。
※取扱商品点数が多かったり、仕入価格の変動が頻繁に起きる業種には適さない方法です。
・売価還元法
種類等または差益率の同じ棚卸資産ごとに、期末における販売価額の総額に下記の原価率を乗じて計算した取得価額で評価する方法。
それぞれの評価方法には、それぞれメリット、デメリットがあります。
どの方法が正しいと一概に言うことはできません。
管理のしやすさ、正確性、税務処理との関係を考えて、最適と思える方法を選択する必要があります。
一度税務申告に使った評価方法は、原則として変更することができません。
自店の販売動向や、仕入動向、商品の動きを考えて、最適な方法がどれかよく見極める必要があります。
出来れば税理士などに相談していただくのが良いのですが、参考までにご案内させていただくことも出来るので、是非お問い合わせください。
よろしくお願いします。

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